早寝したので,早起きするかと思いきや,どっぷりと寝ていた。こんなに寝ることって,年に何回もない。一番早起きした母に「天気どう?」ときいてみる。どうもかなり芳しくないみたい。しかも,どんどん悪くなっているようだ。見る限り外を歩けないほどの降り方ではないが,風が強い。そして,間断なく降っていたため,河川敷が水につかりはじめている。妹の楽天的予想は(もちろん)見事に外れた。
それでも,広々と木の香りが新しいレストランでゆっくりと朝食をとり,「お,また一本流れてきた(木が)」なんて言いつつ窓の外を眺めてぎりぎりまでだらだらする。まあ,楽天的家族なのだが,それこそ道の駅で道路情報なんぞを確認しようと思い,音更に寄ると・・・。こちらの予想をはるかに超えてとんでもないことになっていることが判明する。
まず,帰り道である石北峠も三国峠も通行止めである。まじか。選択肢としては,もう北見峠しかない。まあ,どっちにしろ,北見方面から帰るつもりだったからいいんだけど。
そもそも,旭川人(自分も含めて)は,雪以外の荒天っていうものをよくわかってない。あんまり雪以外でひどい目にあうことがない場所なのだ。この先どういうことになるのか,正直予想はこの時点でついていなかった。
しかし,足寄あたりから,なんだか川の状況が怪しい。「これって,今日ふりつづいたら溢れるよね。」なんて言いながら進む。畑がことごとく水浸しで,農家の人々は全く気の毒だ。陸別から私が運転したが,そこから風がどんどん強くなり,ハンドルを取られるようになる。そして,あちこちで見かける川も決壊寸前(でもしっかり写真はとった)。木の枝も散乱し,なかなかひどい状態であるということがわかる。国道はこのくらいで閉鎖ということはないので(内心,今後はわからんと思っていたけど),置戸からの道道だけがちょっと心配だった。でも,とりあえず温根湯まではたどり着く。それでも,緊迫感はない我ら。塩別に寄ってさらにお風呂に入ってから帰る。
ただ,留辺蘂から先がちとやばかった。実際に川が決壊しだしたのだ。これはちょっとまずいかもと内心思う。通るところ通るところ,もう水に浸かりかけている。すでに浸水している家も何軒かあった。しかも,どうも「道路じゃないところ」が川になっている。
しかし,「まずい」のピークは遠軽の前までで,ここからもう開き直りの態勢に入っていた。まあ,一番危険なところは通り抜けたし,あとはもう進むしかない。ダメなら国道だし,「止まれ」といわれるでしょう。後は天気の(比較的)良いほうに向かっているわけだし。進んじゃったんだから考えたってしょうがない。
開き直って,後ろの席で妹と母と足寄で買ったチーズとWineを飲んでいた。
上川が近くなるにつれて,「ちょっと降りすぎた雨」ぐらいな感じになる。本当に,東の方がひどかったというわけだ。上川を過ぎたら,もう「ただの雨」だった。
やれやれという感じで,着いてからまた乾杯。しかし,恐るべき雨女の威力!なにもそんなにがんばらなくたってねぇ・・・。
こんなに雨にやられたということはあまりなく,しかもこれが「台風」じゃないってのもなんかピンとこなかった。昨年北海道に上陸した台風の方が,これよりもまだまだ可愛かった。
もう,台風の上陸はご遠慮いたします。
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